くるぞ、USB TYPE-Cの時代 の巻
どうもみなさんこんばんは。今回は新しい時代のUSBについて。
USBってあるじゃないですか、ほら、今この画面を見ているあなたが、きっと毎日忌々しい思いで見つめているそいつですよ。
暗闇でこいつを取り扱った際なんかは特に忌々しいですよね。
「あっ、USBの向き間違えちゃった!てへっ、じゃ、もう一回・・!んっ・・?・・最初の向きであっとったやんけーっ!」
っていうそいつですよ。
でももうそんな話は過去の話になるんですよ奥さん!
ついにUSB一族から立派な子が生まれたんです。
その名も・・ 「USB type-C」 ドーーン!
・・名前は正直冴えませんが・・
もう、USBの向きを確認する必要はありません。
そうです!わたしが変なおじさ・・・じゃなくて、そうです、もう裏表がなくなり、どっち向きにさしても大丈夫なんです!
しかもですよ、こいつ、とても小さいんです!
USB TYPE-Aと比べると、ガンダムとコアファイターぐらい違いがあります!
しかもですよ奥さん!だいたいのUSB type-Cは昔のUSBに比べたらスピードは3倍なんてもんじゃありません!
さらに!データのスピードも高速化したうえに電気もたくさん送れるようになったんですね!
ざっくりまとめると・・
小さい、裏表がない
小さいのに高速にデータを送れる(規格による)
映像も送れる(機器による)
今までより電気も送れる(USB PDという規格で100wくらいまで)
今までのUSB同様、割と安く作れる。
これによってどうなるかといいますと・・!
スマホが今までより高速に充電出来たり、スマホとテレビをつなぐだけでyoutubeをテレビで見られたり、USBでお手持ちのパソコンをつなぐだけで、充電もしつつ映像やらデータの送信もできちゃうんです!
今までパソコンやテレビの裏についていた、いくつもの端子が、全部小さなUSB TYPE-Cに統一されるかもしれません。
先日の記事でAPPLEがついに新型iPadにUSB type-Cを採用したと書きましたが、今後あらゆるスマートフォン、タブレット、パソコンやその周辺機器に採用され、そのうちテレビや生活家電にも採用されていくでしょう。
そうなれば今までその都度、何種類ものケーブルを購入しなければならなかったのが、かなり改善されますね。しかも専用のケーブルなんかよりもはるかに安く買えるはずです。
製品の側もUSB type-Cだけでも困らなくなりますから、小型軽量化、コストの削減、デザイン性のアップなどができるでしょう。
ちなみに私が持っているケーブルだけで、
APPLEのライトニング
microUSB
DisplyPort
アナログRGB
DVI
有線LAN
そのほかにスーパーファミコンのケーブルやら変換用のプラグ・ケーブルなど・・
これが今後全部USB type-Cになったらいいなと妄想しているわけで。
でもそんないいことばかりのCさんですが、まだ移行期のため注意が必要なこともあります。
ざっくりいうと
そもそも、規格を満たしていない製品がかなりある。(特に充電プラグやバッテリー)
type-Cであっても高速なデータ転送に対応していないものがある(USB2.0世代の規格のtype-cもある)
映像信号を送れるかどうかは機器によって異なる。
送れる電力も機器によって異なる。
type-Cと同じ形状でThunderbolt3という上位規格がある。
などなど・・・
まだまだ使う機器については対応が追い付いていませんが、とりあえずtype-Cのケーブルがあればほとんどの機器を繋げる未来が来るのは間違いありません。
あと何十年かすれば電気も含めて全部ワイヤレスな時代が来るでしょうから、USB type-Cが一般的用途としては物理的に接続するコネクタとしては一つの終着点かもしれませんね。
ああ・・USB type-Cちゃん・・かわいいお、かわいいお・・・
おしまい